ハーレーダビッドソン今後の電動バイク事情

ハーレーダビッドソンが、電動バイクの新会社を米国で設立しました。
上場企業として株式を公開しております。
キムコは電動バイクが台湾シェア1位となり、そこと手を組むことで、2026年に10万台のEV販売を目指すことも発表されています。

新会社を設立

ハーレーダビッドソンは世界的に二輪メーカーとアメリカを代表するブランドとして有名です。
大型の電動スポーツバイクのライブワイヤーは米国で2019年、日本では2020末に発売が開始されています。
ライブワイヤーは、最高出力105psになり、0から100km/h加速はわずか3秒という他には見られないモンスタークラスです。

2021年5月に車名と同じ企業名「ライブワイヤー」を新会社として設立しました。
目的はEVバイクをハーレーから独立させることで、「ライブワイヤー」を二輪EV専門ブランドにし、世界の電動バイク市場を率いることです。

台湾のメーカーと手を組む理由とは

2021年12月13日に、新しい上場会社としてライブワイヤー社が、ニューヨーク証券取引所にIPOになることを発表されました。
特別買収目的会社のABIC（AEA-Bridges Impact Corp）通して、合併など企業結合契約を締結することでライブワイヤー社が、米国最初の上場2輪EV企業になったEV企業内では衝撃的なニュースです。

ライブワイヤー社と台湾のバイクメーカーであるキムコが、電動バイクの開発において団結することを発表されました。
手を組む理由として考えられるのは、キムコはエンジンを載せている、スクーターを中心に、20年連続で台湾の新車販売1位を獲得するブランドです。
しかしEV販売では同じく台湾メーカーのGogoroに、大きく差がある状態となり、キムコ側としてはハーレーと組むことで、台湾EV市場の劣勢を挽回するチャンスを狙っています。

多彩なモデルを展開

ライブワイヤーワンに続く、第2弾としてミドルクラスのライブワイヤー S2 Del Marを発売予定です。
キムコと協力して作り上げるスケールダウン版の「S3」や、最新技術を搭載した航続距離などを改善した、フラッグシップ「S4」をリリース予定しています。

キムコと協力するモデルには「Arrow」という最新の共通プラットフォームが採用されました。
モーターやバッテリー、インバーターなどがユニットごとに独立しており、用途に応じた組み合わせでさまざまなバリエーションが可能となっています。

バッテリーは大容量のセルを採用、50や100、350、400V以上の電圧を選択できる仕組みです。
冷却方式は、空冷または水冷に対応しています。
拡張性が高くなっており、コスト面でも抑える効果があります。