国内バッテリーコンソーシアムの設立へ

ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのバイクメーカー4社が電動バイクのバッテリーを相互利用できる環境整備について合意しました。
これは各社が独自の規格を決めるのではなく、4社が協議し開発のために検討推進していこうというものです。
具体的な取り決めとしては原付一種と二種の電動バイクのバッテリーとバッテリーステーションについて取り組むことが決まっています。
ユーザーにとってはどのメーカーであっても、共通のバッテリーが使えるのがメリットです。
主にコンビニで専用バッテリーが供給できれば、電動バイク一番のネックだった航続距離の不足が解消されるでしょう。
また、自宅に充電設備を整える必要がなくなります。
さらに電動バイクユーザーだけではなく、災害時の備えとしても期待できるでしょう。

ホンダ・ヤマハ・KTM・ピアジオの4社がバッテリーコンソーシアム設立に合意

ホンダとヤマハは、オーストラリアのバイクメーカーであるKTMとベスパで有名なイタリアのピアジオとバッテリーコンソーシアム設立に合意しました。
今回、設立されたコンソーシアムでは、バイクだけではなく4輪車やモペットなど、小型電気自動車の輸送部門での普及促進を目的としています。
ビジネスバイクや荷物運送用の電動化を一般的にしたいというものです。
交換式バッテリーシステム共通仕様の策定やヨーロッパ及び国際的な標準団体の促進などを目標にかかげました。

モーターステーションで先行しているGogoro

台湾では台湾の月間販売の4分の1を占めるGogoro(ゴゴロ)。
Gogoroは、カセット式バッテリーと供給システムを確立し、バッテリー交換ステーションを台湾内に2,000カ所に設置。1日当たり26万5,000回のバッテリー交換が行われています。
2021年には世界へ展開するためインドのHero MotoCorpと提携しました。
先行しているGogoroに対して、国内メーカーがどのように追いつくのか楽しみです。