ハーレーダビッドソンの電動バイク「LiveWire(ライブワイヤー)」。フラグシップモデルとして登場したライブワイヤーについて解説します。
ライブワイヤーのスペック
クラッチやシフトチェンジによる操作は不要で、スロットルを回すだけでスピードアップ。約3秒で100km/hに達します。この加速は1000ccのスーパースポーツタイプと同等であることから、ハーレー社の電動バイクに対する本気度が伝わるのではないでしょうか。
シャーシの底に電動モーターがあり、縦置きされています。モーター音とギア鳴りをミックスしたサウンドを発生させるといった既存の電動バイクと違ったサウンドも追及しています。
リフレックスディフェンシブライダーシステム
加速や減速、道路の状態に合わせて最適化する「リフレックスディフェンシブライダーシステム(RDRS)」により、悪路や緊急事態での運転に役立つシステムです。
ブレーキ時のタイヤのロックを防ぐABSやコーナーリング中のタイヤの接地と負荷のバランスを取るC-ABSなどが標準装備されています。
7つのモードを搭載
スピードメーターに当たるカラータッチスクリーンからスピードやバッテリー残量をチェックできます。そして、7つのライドモードが選択可能です。フルパワーを発揮する「スポーツモード」、日常使用に向いている「ロードモード」、走行距離重視の「レンジモード」、荒天時に最適な「レインモード」プラス、自分でアレンジ可能な3つの「カスタムモード」があります。
パナソニックとコラボした「H-D Connect」
スマホでバッテリー残量や要充電時間をチェックしたり、最寄りの充電スタンドを探したりできます。GPS機能を使えば盗難時の追跡も可能です。
気になる走行距離
15.5kWhの高電圧バッテリーを搭載しており、フル充電での最大航続距離はシティモードで235kmとなっています。充電方法は、普通充電(J1722)と急速充電規格CHAdeMO(チャデモ)に対応し、街中やSA、PAでの充電が可能です。充電時間も約12.5時間でフル充電できます。急速充電だと約40分で80%、60分でフル充電回可能です。回生充電機能も備わっているため、走りながらバッテリーが充電できます。
また、バッテリーは5年間の走行距離無制限保証が付帯されています。
ライブワイヤーに乗るのに必要な免許
ライブワイヤーの車両登録区分は定格出力が20kW超になるので、大型二輪免許が必要です。