電動バイクはこれから普及していくでしょう。そこで、気になるのが「ガソリン車と比べてどこがいいの?」という点です。ガソリン車にも優れた部分はありますが、電動バイクも負けていません。
電動バイクに興味がある人に向けて、魅力を紹介します。
電動バイクがガソリン車より優れているポイント
電動バイクがガソリン車よりどの点が優れているのでしょうか。
燃費のよさ
バッテリーの容量に課題はありますが、燃費のよさはガソリン車をしのぎます。電動バイクのZero FXSは航続距離120kmで、電池容量7.2kWhです。フル充電にかかる電気代は約187円で、燃費換算すると概算ですが1km1.56円となります。
カワサキのNinja400の場合、14Lのタンクをいっぱいにすると約2,020円かかります(144円/Lで計算)。カタログスペックが満タン時の航続距離が448kmなので、1kmあたり約4.5円の概算となり、電動バイクはガソリン車の1/4の燃費となります。
航続距離の点ではまだまだガソリン車には勝てませんが、ランニングコストで考えると電動バイクに分があるといえるでしょう。
とても静か
モーターで駆動するためとても静か。ガソリン車もかなり静かになりましたが、それ以上に走行音がでません。キムコの「SuperNEX」はわざわざ、モーター音を発生させる装置をつけるほどです。
深夜・早朝を走る場合、エンジン音で周囲の迷惑にならないのは助かるのでは?
メンテナンスが楽
電動バイクは当然ですが、エンジンやキャブレターに関するメンテナンスがなくなるのは大きなメリットでしょう。さらに一般的な部品もガソリン車に比べて少ないため、事故や故障で修理する際のコストも抑えられます。タイヤの空気圧や溝の状態をチェックするのは必要ですが、ガソリン車と同様なので大きな負担にはならないと思います。
どちらかというとバイク本体より、バッテリーの劣化を抑えるための使い方が重要です。バッテリーが劣化すると走行距離やパワーに影響しますので、長期間使わない場合は直射日光の当たらない涼しいところに保管する、バッテリーの残量を60%程度に維持すると長持ちできるでしょう。
助成金がでるのも魅力
電動バイクの価格はまだまだ普及しているとはいえないため、ガソリン車より高めです。
しかし、国が電動バイクへの買い替えを推進しており、条件を満たせば電動バイクを購入する際に助成金がもらえます。さらに東京都でも助成金制度を設けていて、東京に在住または働いている人は18万円を限度に負担してくれるので、ガソリン車と同等の価格で購入可能です。電動バイクの購入を考えている方には朗報といえるでしょう。