EV車の電池について

電気自動車(EV)の最も重要なのは電気です。
車体を動かす動力となり、大型の車載用電池がいることから高価になります。
電動スクーターには車輪が2つついており、電池コストは全体のだいたい4割を占めます。

車載電池は充放電のくり返しによって性能が低下していきます。
そのため電池自体の価値が低下し購入する際、にコスト面を考えてためらう人が多い状態です。
この電池問題を、台湾のゴゴロ・グローバル(Gogoro Global)が電池をサブスクにしたところ、圧倒的に支持者が増加しております。

台湾ではスクーターの新車販売台数全体の約1割が電動車です。
電池のサブスクで普及拡大を目的としています。

台湾ゴゴロの取り組み

台湾の電動スクータースタートアップゴゴロ(Gogoro)は、設立から8年で、16万台以上のスクーターを販売している実績ある会社です。
ゴゴロ製の電動スクーターを購入する際、バッテリーは購入不要です。
月額料金を支払うことで、ゴゴロの電池交換ネットワークにアクセスができるようになります。
それにより街中に設置されたゴーステーション(GoStation)にて、残量のなくなった電池パックを充電済みのものと交換できる仕組みです。

台湾全土に、約1200カ所の電池交換ステーションを設置し、数秒でバッテリーの交換が完了できます。
手軽さなどが人気を集めており、急速に販売を伸ばしている状況です。
ゴーステーション開始から、台湾のスクーター新車販売台数全体が電動車のシェアは、約14%まであがっています。
そのなかの9割がゴゴロ製のスクーターです。

ゴーステーションのシェアは97%に達しました。
ゴゴロは、車両の位置確認や解錠、施錠、決済など、全てスマートフォンの専用アプリで行います。
渋滞や大気汚染の解決に、環境にやさしいスクーターになるとゴゴロ社は強調しています。
日本のヤマハと協業中です。

契約すると電池パックが使い放題に

月額料金をkwskみるとフレックス(Frex)シリーズを契約すると、電池パックが固定料金で使い放題になります。
コースはさまざまとあり、最も容量の少ないプランで、月額299台湾ドル(日本円で約1,180円)、最大容量プランは月額1199台湾ドル(約4,730円)です。

ゴゴロ製の電動スクーターの販売価格

販売価格は、モデルによって異なりますが、2161米ドル(日本円で約23万円)から2886ドル(日本円で約30万円)ほどになります。
台湾では補助金制度があるため、補助金を利用すると価格は少々下がります。
本体価格に、毎月のバッテリーの月額料金をプラスして考えましょう。
中国やインドにも同様の補助金があるため、比較的安く購入が可能です。